先の連携基盤整備型研究にて特定疾病(脳血管性認知症、不眠、疼痛、不安)に対する予防・改善効果を発揮することが期待される候補物質として見出された、海洋性資源由来のジペプチドであるカルノシンに的を絞り、それぞれの研究対象疾病毎にカルノシンの作用機序解明を行う。また、海洋性資源からのカルノシン分離精製技術を完成させてパイロット設備による運転データを取り、採算計算及び試作品の物性総合評価を行う。加えて、ラット・マウスによる急性・亜慢性毒性データを採取し、次の事業展開に備える。更にカルノシンを豊富に含む魚種を探索し、データベース化して水産加工製品への応用に備えると共に、カルノシンリッチな養殖魚育成法を確立する。これに併せて、カルノシンリッチな水産加工製品を開発する。
1−1 カルノシン類の機能性評価と作用機序の解明
1−1−1 老年性認知症予防効果
1−1−2 不眠症改善効果の確認と作用機序解明
1−1−3 疼痛緩和作用とストレス抵抗性増強作用の検討
1−2 カルノシン類の回収技術の開発
1−3 カルノシン類の安全性評価
1−4 カルノシン増強養殖技術の開発
1−5 カルノシン類高含有魚種調査
先の連携基盤整備型研究にて、@海洋性バイオマスに虚血性心疾患の発症を減弱する機能、血糖降下作用機能及び免疫賦活機能をin vitro試験等で見出したので、その機能性成分を単離・精製後、構造決定し、in vivo試験にて機能性評価、作用機序の解明及び安全性を評価する。ADHAを組み込んだ機能性リン脂質の調製に成功したので、更に機能性の解明及び安全性を評価する。B未利用の魚血から機能性の高いタンパク質の分離精製方法を見出したので、更に効率的な実用化技術を開発する。C体内に存在するラジカル消去能の評価方法を開発したので、それを発展させて体内モデル型抗酸化能評価法を確立し抗酸化物質を探す。最終的に、Dこれらの機能を強化した食品加工技術を開発し地域産業の活性化に貢献する。
2−1 連携基盤整備型にて機能性の見出された海洋性物質の更なる解明
2−1−1 虚血性心疾患予防効果
2−1−2 動脈硬化・糖尿病予防効果
2−1−3 疾病予防・改善効果物質の機能性評価と作用機序解明
2−1−4 機能性物質の分離精製と同定・構造決定
2−1−5 機能性成分の安全性評価
2−2 不飽和脂肪酸を組み込んだ機能性リン脂質の機能性解明と産業利用技術の開発
2−3 有用蛋白成分等の分離・濃縮・回収技術開発
2−4 電子スピン共鳴法を用いる体内モデル型抗酸化機能評価法の確立
2−5 機能を強化した食品加工技術の開発