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Mi-COE010−ラビットアイブルーベリー葉    ← 009  011 →
C型肝炎ウイルスRNA複製抑制効果
宮崎大学 財団法人宮崎県産業支援財団 宮崎県食品開発センター
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 雲海酒造株式会社 中外製薬株式会社
 日本における肝がん患者のうち、C型肝炎ウイルス(HCV)感染者は70〜80%を占めています。現在、HCV感染者に対しては主に、インターフェロン(IFN)単独療法あるいはリバビリンとの併用療法が適用されます。これらの治療法による著効率は向上していますが無効例や副作用などで治療適用とならない例も多いため、肝炎進展抑制療法や抗HCV療法の開発が望まれています。
 C型慢性肝炎に対する新しい治療法の開発を目指して、HCV複製抑制活性を有する高機能性食品を探索した結果、ブルーベリーの葉がHCVサブゲノムレプリコンRNA複製を抑制することが示されました。 また、ブルーベリーの品種間差異について調査したところ、暖地での栽培が適しているラビットアイブルーベリーで特に高い活性を示しました。
  今後、C型慢性肝炎に対する治療法の開発へ向けてさらに研究を積み重ねることとしています。
特徴
ブルーベリー葉にもインターフェロンと同様に、HCV複製を抑制する効果があることがわかりました。
現在、C型肝炎治療薬として主として用いられているインターフェロンとリバビリンの併用療法に対して、ブルーベリー葉は、副作用のない長期服用可能な天然由来のインターフェロン代替HCV複製抑制剤として期待されます。
暖地での栽培が適しているラビットアイブルーベリーは北部ハイブッシュブルーベリーより6倍強い活性を示しました。

スパルタンの活性を1とした時の各品種による活性を比較したグラフです。
z Tukeyの多重検定により異なる英文字間に有意差(5%)があることを示しています。
 
応用分野・今後の展開
研究者から
 現在、抗HCV活性成分の同定、DNAマイクロアレイ解析およびプロテオーム解析を用いた抗HCVの作用機序解明を進めています。 C型慢性肝炎に対する治療効果を科学的に実証することにより、ブルーベリー葉を用いたHCV関連疾患の進行予防及び治療が普及することを期
待しています。また栽培法・加工法の研究開発により、宮崎の地域産業の活性化につなげられることを期待しています。
(宮崎県産業支援財団 研究員 赤松絵奈)
HCV複製にはNS3プロテアーゼという酵素活性が必要になります。ブルーベリーの葉はNS3プロテアーゼ活性を阻害することにより、HCV複製を抑制している可能性があります。
連絡先 宮崎県産業支援財団結集型研究推進室 小玉・森下 
TEL : 0985-74-4011  E-mail : info@mi-create.jp