宮崎県成長期待企業

都城市株式会社システム技研

株式会社システム技研
長年の経験と実績でハイレベルな顧客ニーズに応える

人と人とのつながりを大事にし、「企業が困っていることをお手伝いする」ことで技術力を高めてきたシステム技研。付加価値の高いオリジナル製品の開発で新たなステージを目指す!

長年蓄積したノウハウ、技術力を生かした自社製品の開発へ

株式会社システム技研代表取締役 長峯 清隆

 ものづくりの現場で使われる製造・検査設備の開発のほか、精密部品加工を幅広く手掛けるシステム技研。「うちには営業専門職はいないんです。いただいた仕事に対して誠実かつ熱心に取り組むことが、会社の信用を高め、次の仕事へと繋がっています」受注製作のため技術力をアピールするのは難しい業種だが、「社員や製品自体が営業マンの役目を担っている」のだという。取引先は大手メーカーを含め県外企業が中心であり、今後の成長が目覚ましいパワーデバイス(電源用半導体)の製造工程でも同社製品が採用されている。

 自社製品の開発にも力を入れており、長年の夢であった医療機器産業への参入も少しずつ進めている。医療機器製造に必要な「医療機器製造業」許可を取得し、宮崎大学との共同開発により手術補助器具「TVM穿刺針」を開発。手術をスムーズにし患者の負担を軽減する機器として販路開拓を図っている。

 また「マスク成膜システム」は用途が限定的であるが、半導体の製造工程に導入することで約30%のコストダウンを可能にし、工期短縮や地球環境負荷の軽減も出来る画期的商品として期待をかけている。「長年蓄積したノウハウ、技術力を生かしたオリジナル商品をもっと増やしていきたい」と意欲を語る。

Uターン直後のピンチも人と人の繋がりで乗り越える

 高校卒業後は上京し、大手メーカーの工場で働きながら夜間大学で電子工学を学び、念願の開発系の仕事に就くことができた。約7年実績を積んだのち30代で宮崎に戻り、高原町の機械メーカーに再就職、その後結婚し第1子を得たが、間もなく経営が傾き倒産してしまう。2人目の子どもが生まれたばかりで「目の前が真っ暗になった」と振り返る。倒産した会社のやりかけの仕事があったため、「取引先に最後までやらせてくれと頼み込んで仕事を引き継いだ」これがシステム技研の前身、株式会社マストのスタートだった。

 機械設計の仕事で生活を維持していると、知人から「機械加工を一緒に始めないか」との誘いをもらう。お金もなくネジを1本ずつ買いに行くような状態だったが、おかげで販売店から顔を覚えてもらい人脈も広がっていった。景気にも後押しされ機械加工部門は順調に売り上げを伸ばし、現在では従業員数40人を超え、都城市内に3つの工場を持つ企業へと成長を遂げた。「人と人の繋がりで支えられてきた」と長峯社長は感謝する。

新たなものづくりのステージを目指し、人材育成に力を注ぐ

 少子高齢化で経済が縮小していく中、生産性を上げていくためにはグローバル化が今後の大きな鍵ととらえている。将来は海外に拠点を置き販路開拓や調達、生産などの足掛かりとしていく考えだ。「自社のやり方や品質を維持するには、コミュニケーションが取りやすいことも大事なので、国選びも慎重に行っている」という。
 新たなものづくりのステージを目指し、人材育成にも力を注ぐ。「人材力は企業の力。一人ひとりの能力を引き出せるよう、教育には時間をかけて大事に育てています」1985年の創業以来、人と人とのつながりを大事にして、信頼と技術を育ててきたシステム技研ならではの姿勢といえる。

成長期待企業DATA

社名 株式会社システム技研
業種 生産用機械器具製造業
本社住所 〒885-0006
都城市吉尾町1989番地1
電話 / FAX 0986-27-5300 0986-27-5301
ホームページ http://www.sys-gi.co.jp/
代表者 代表取締役 長峯 清隆
資本金 1,000万円
社員数 51名(2019年5月末現在)
創業年 1985年